2012年07月25日
10cc Stove 木曽御嶽山へゆく。

3000m峰としては国内で最も西に位置する木曽御嶽山。
マイクロフープストーブの槍ヶ岳での実用検証のご協力に引き続き、
アルコールストーブにとって厳しい給湯条件であろう御嶽山主峰 剣ヶ峰(標高3067m)で
拙作 「10ccストーブ」 のフィールドテストを行ってくれたのは
みにゃんさんと彼の相方さん。
今回はコンパクトアルコールストーブの1つの実用性を証明する素晴らしい機会を与えてくれた。
マイクロフープストーブの槍ヶ岳での実用検証のご協力に引き続き、
アルコールストーブにとって厳しい給湯条件であろう御嶽山主峰 剣ヶ峰(標高3067m)で
拙作 「10ccストーブ」 のフィールドテストを行ってくれたのは
みにゃんさんと彼の相方さん。
今回はコンパクトアルコールストーブの1つの実用性を証明する素晴らしい機会を与えてくれた。

今回は彼らの木曽御嶽山ハイクレポートは割愛させて頂き、
僭越ながら10ccストーブのフィールドテストを兼ねた給湯状況だけをお伝えしたい。
まず始めの給湯場所は雷鳥が訪れることでも有名な 「五の池」 のほとりにある五の池小屋。
僭越ながら10ccストーブのフィールドテストを兼ねた給湯状況だけをお伝えしたい。
まず始めの給湯場所は雷鳥が訪れることでも有名な 「五の池」 のほとりにある五の池小屋。

お二人の宿泊地として使われたこの場所の給湯は高所ではあるが屋内実施だ。
未だに10ccストーブの給湯データやそのスペックを公開はしていないのだが、
この完成間近であるプロトモデルの総燃焼時間はおよそ10分。
初代10ccストーブと大きさを変えずに燃料の最大許容量を約17ccに改善済みで
悪条件とチタンマグ使用を想定した給湯能力に多少の余裕を持たせた1カップ給湯専用モデルと位置付けている。
アルコールストーブの高所使用に関してスキルが高い みにゃんさんは熱伝導の良好な平底アルミクッカーを選択、
よって水2カップの給湯データはおよそ8分とのこと。
初夏とはいえども薪ストーブが使われていたこの場所では、平地(屋内)での使用条件と似ているかもしれない。
が、標高差による気圧の違いにはあまり左右されない事がわかる。
未だに10ccストーブの給湯データやそのスペックを公開はしていないのだが、
この完成間近であるプロトモデルの総燃焼時間はおよそ10分。
初代10ccストーブと大きさを変えずに燃料の最大許容量を約17ccに改善済みで
悪条件とチタンマグ使用を想定した給湯能力に多少の余裕を持たせた1カップ給湯専用モデルと位置付けている。
アルコールストーブの高所使用に関してスキルが高い みにゃんさんは熱伝導の良好な平底アルミクッカーを選択、
よって水2カップの給湯データはおよそ8分とのこと。
初夏とはいえども薪ストーブが使われていたこの場所では、平地(屋内)での使用条件と似ているかもしれない。
が、標高差による気圧の違いにはあまり左右されない事がわかる。


その翌日には木曽御嶽山最高地点「剣ヶ峰」山頂で給湯試験の実施。
使用クッカー等の条件は同様だが、体感的に強風であったこの場所ではウィンドスクリーンを使用、
今回はクッカーの底をすっぽりと覆う大きさの高さ10センチの肉厚アルミホイル製の試作品(当方提供)を併用し、
軽量な故にそのままで使うと風に飛ばされるということで、その周囲を適当な石で固定。
給湯時間は9~10分位、同標高レベルで使用のマイクロフープストーブのデータとあまり変わらなかったという。
マイクロフープストーブの全高31.5mm・3パイプ9ジェットに対し、10ccストーブは全高21.5mm・2パイプの8ジェット。
やはり、燃焼時のストーブへの熱帰還は背の低いストーブほど強く影響するということだ。
みにゃんさん、相方さんに感謝!
使用クッカー等の条件は同様だが、体感的に強風であったこの場所ではウィンドスクリーンを使用、
今回はクッカーの底をすっぽりと覆う大きさの高さ10センチの肉厚アルミホイル製の試作品(当方提供)を併用し、
軽量な故にそのままで使うと風に飛ばされるということで、その周囲を適当な石で固定。
給湯時間は9~10分位、同標高レベルで使用のマイクロフープストーブのデータとあまり変わらなかったという。
マイクロフープストーブの全高31.5mm・3パイプ9ジェットに対し、10ccストーブは全高21.5mm・2パイプの8ジェット。
やはり、燃焼時のストーブへの熱帰還は背の低いストーブほど強く影響するということだ。
みにゃんさん、相方さんに感謝!
Posted by riku at 21:33│Comments(6)
│アルコールストーブ沼
この記事へのコメント
rikuさん、こんばんは!
10ccストーブ、小さいのにパワフルでした~!rikuさんストーブのおかげで、山の上でも温かいコーヒが楽しめます。八ヶ岳でも、御嶽山でも!
10ccストーブ、小さいのにパワフルでした~!rikuさんストーブのおかげで、山の上でも温かいコーヒが楽しめます。八ヶ岳でも、御嶽山でも!
Posted by 眠り猫 at 2012年07月25日 23:27
眠り猫さん、おはようございます!
眠り猫さんとみにゃんさんのように、山行でアルコールストーブを率先して使うテクニカルなハイカーさんたちがいるからこそ、アルスト作りにも探究心が生まれてくるのです
いつも素晴らしいレポートを頂けて、またマイクロフープストーブで楽しんでもらえて本当に感謝しています、ありがとう!^^
眠り猫さんとみにゃんさんのように、山行でアルコールストーブを率先して使うテクニカルなハイカーさんたちがいるからこそ、アルスト作りにも探究心が生まれてくるのです
いつも素晴らしいレポートを頂けて、またマイクロフープストーブで楽しんでもらえて本当に感謝しています、ありがとう!^^
Posted by riku at 2012年07月26日 07:32
なにやらDEEPな世界に潜ってますな〜♪ あのさノーアイデアの素人考えなんだけど…キャップでなんとかストーブつくって携行中は燃料を入れた缶にストーブで蓋して…珈琲缶みたいの1個だけ持って歩く…みたいのは…×? そんなんあったら良いな〜…と(笑)
Posted by kabu at 2012年07月26日 12:17
kabu兄~
それはまさに前記事で書いたsanpoさんのストーブでは?でも、その人の使い方に適したアルストをチョイスするのって難しいことだと思います、実際に使う場所で色々と試してみないと・・
沢や+源流釣師の兄~は、軽量でなるべくコンパクトな実用ストーブが良いのでしょうね♪
それはまさに前記事で書いたsanpoさんのストーブでは?でも、その人の使い方に適したアルストをチョイスするのって難しいことだと思います、実際に使う場所で色々と試してみないと・・
沢や+源流釣師の兄~は、軽量でなるべくコンパクトな実用ストーブが良いのでしょうね♪
Posted by riku at 2012年07月26日 12:34
rikuさんの、これが ヒントになって
T95i10-### 「秒数」
というモードをみなさんのご意見などを
組み入れて、日本発の規格に。と
、企画中です
予熱を含めて、10mlのメタノールだけで
200mlの給湯させる。着火からの時間
95°までの秒数を表示します
ポットは 容量400ml以上
風防、蓋は無し。室温、25℃ぐらい
水道水で いいのかな(笑)20度ほど?
400ml給湯も可能だと、なお嬉しい
拙作では、180から450
の駄作ばかりでした(汗)
300 前後が良いのかな?
ご要望など お待ちしています!
T95i10-### 「秒数」
というモードをみなさんのご意見などを
組み入れて、日本発の規格に。と
、企画中です
予熱を含めて、10mlのメタノールだけで
200mlの給湯させる。着火からの時間
95°までの秒数を表示します
ポットは 容量400ml以上
風防、蓋は無し。室温、25℃ぐらい
水道水で いいのかな(笑)20度ほど?
400ml給湯も可能だと、なお嬉しい
拙作では、180から450
の駄作ばかりでした(汗)
300 前後が良いのかな?
ご要望など お待ちしています!
Posted by JSB at 2012年08月22日 17:40
JSBさん、コメント遅れてすみません
T95i10モードですか、面白そう!
少燃料容積の小さなアルコールストーブの2カップ給湯は様々な屋外での給湯条件と相まってなかなか厳しいところがありますよね
ただ、みにゃんさんが使ってくれたようにアルミ素材のコッヘル等を用いると小さなアルコールストーブでも2カップ給湯が可能だったりするので、給湯条件にアルミやステンレス使用時のモードがあると個人的には小アルストの実用に近いところをイメージ出来たりするのですが・・ そういうのはどうでしょうか?
ウコン缶のストックも大分溜まってきたし、少しずつではありますがそろそろ作り始めるつもり♪
給湯試験実施時には自分もこのモードを使わせて頂こうと思います!^^
T95i10モードですか、面白そう!
少燃料容積の小さなアルコールストーブの2カップ給湯は様々な屋外での給湯条件と相まってなかなか厳しいところがありますよね
ただ、みにゃんさんが使ってくれたようにアルミ素材のコッヘル等を用いると小さなアルコールストーブでも2カップ給湯が可能だったりするので、給湯条件にアルミやステンレス使用時のモードがあると個人的には小アルストの実用に近いところをイメージ出来たりするのですが・・ そういうのはどうでしょうか?
ウコン缶のストックも大分溜まってきたし、少しずつではありますがそろそろ作り始めるつもり♪
給湯試験実施時には自分もこのモードを使わせて頂こうと思います!^^
Posted by riku at 2012年08月24日 11:15
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