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野営泊、アルコールストーブ自作、道具のメンテナンスにも興味あり。女子キャンパー育成中。
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2012年07月23日

習作を振り返り思うこと。




習作を振り返り思うこと。



これはDIYアルコールストーブを作り始めた頃に、

その基本製作方法を習得する一環として「Sanpo CF Stove 」というプロダクトを参考にし、

試行錯誤の末にようやく形にしたウコン缶を用いたコンパクトサイズの習作である。

このプロダクト製作者に敬意を払うべく手間暇をかけて磨きを入れた、

私の中ではオマージュとも呼べる特に思い入れの深いものである。

私が低燃費と実用性能を意識したコンパクトストーブ作りを開始したのもちょうどこの頃で、

CF(カーボンフェルト)を用いたこの習作と他の燃焼方式とを比較をした検証を幾度となく繰り返し、

コンパクトボディに最適であろう燃焼方式を私なりに導き出すきっかけとなったアルコールストーブでもある。

JSB氏曰く、

デザイン的には10年程前からWebで広まっていたタイプであるこの「コの字型ポットサポート」はそのギミックを含め、

アルコールストーブの用途以外でも実は数多くフィードバックされて使われている手法でデザイン的にもごくごく一般的、

オリジナリティーには欠ける単純なものではあるのだが・・・

Sanpo氏の五徳を含めたアルコールストーブからインスピレーションを受け、

自らも製作を開始した意味ではこれも習作と言うべきであろうか。

最初に作ったこのサポートも今ではポット荷重を程良く分散させた安定性の高いものへ改善、

ウコン缶とほぼ同径であるアルコール固形燃料にもぴったりだし、

今では拙作のマイクロフープストーブには欠かせない存在となった。

私は自己のアルコールストーブ作りの礎ともなったこのSanpo CF Stove を称賛に値するものとしてここに記録したい。





【 Sanpo CF Stove 】


今から遡ること2009年4月、

MLV_factory の高橋氏が世界で初めてCFストーブを作り始めて以来、多くのCFストーブがこの世に産声を上げた。

その後、「Sanpo CF Stove」は数多くのULハイカーや名立たる著名人の脚光を浴びて登場した、

当時としては斬新で画期的なホープストーブであった。

既存したオリジナルCFストーブの数々から素晴らしいインスピレーションを受けたであろうそのSanpo CF Stoveは、

製作者であるSanpo氏のクオリティーの高いTipsを取り入れた、

まさに高次元の製作手法で仕上がる優秀なプロダクトだと私は思う。

日本における自作アルコールストーブ界の技術的進歩のためにも彼の新作を心待ちにしている。




この記事へのコメント
ゴメン、正直リクさんの高みには想像力がついていけないんだけれど、エンジニアの方がお互いにリスペクトして、さらに素晴らしいモノをという気概を感じます。ロマンを感じます。頑張って追求して下さい。
Posted by Harry at 2012年07月23日 20:56
Harryさん

ボクは大した人間ではありませんが、Harryさんのような素晴らしい人生の先輩から温かいコメントを頂けて本当に嬉しい!

ありがとうございます!^^
Posted by riku at 2012年07月23日 21:09
ジェット系にしろユラユラ系にしろ(たいていこの2種に帰着してしまう)、過去から続く色んな人のアイディアやtipsが積み重なって、現代に至ってますね。だからフープストーブも誰か一人欠けたら成り立たない。多くの人にフープの魅力を体験して欲しいです。
もっともっと裾野が広がるように、私も立ち止まってないで前へ進まねば!
Posted by tetk at 2012年07月24日 15:48
tetkさん、
そして、これをご覧になっている皆さん、

山に行ってもアルスト使ってる人って殆ど見掛けませんよね・・ 軽量コンパクトで携行には素晴らしくメリットがあると言うのに、単純に言えば実用に至るまでの能力的な信頼がない、はっきり言って使い方もよくわからない

超軽量の装備を極める特定されたハイカーさんたちでさえも、実用的なアルストの用途を完全には見出せずにいると思うのです

アルコールストーブは様々なシチュエーションで色々な工夫をしてとことん使ってみなければわからないものですよね、そうやって実用スキルを上げていくもの

作り手だって同じ、それに合わせて改善を考えるのであれば、1つの手に留まる理由などないはずですなんです

何万個とも世に送り出すマスプロともなればデザインを含めた細かいディテールまで拘る理由は誰にだって分かる、ただ、大手メーカーでさえも有用性や用途を消費者にははっきりと示さずにぶ厚くて重たい古典的なオープンジェットを今もなお生産販売し続ける中、軽くて熱帰還率の高い「空き缶」という最適なパーツを手にした私たちのような一般のアルコールストーブユーザーは、自らの視点で理想を目指すほか術がない・・

総合商社のような見解よりも理想を追い求めるほうが私には大事!

先人の素晴らしいアイディアを自分なりのtipsと合わせて最良のアルコールストーブを追求する、様々なニーズに答えようとする作り手としての理想があれば、なおさら立ち止まっている理由などないはずだとは思いません?

そうやって絶え間なく改善をしているtetkさん、JSBさん、ガレージメーカーさん、そして多くのアルコリスタの皆さんの事を私は尊敬していますし、素晴らしい情熱を感じています

私の見る中でもフープストーブはトータルバランスを追求した現時点で最良の次世代型ストーブ、このシステムの魅力を自分のtipsと重ねて理想に近付け、多くの方に体験してもらいたいです!^^
Posted by riku at 2012年07月25日 08:48
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