2012年04月05日
ポットサポート改善と諸々の修正。
前回のポットサポート試作で不具合があったので、今回はその修正とその他諸々。
といっても、ポットサポートは本体との間に約3mm厚のスペーサーをただ入れただけ。
固定具合も頗るいいみたいなので、これを持って一応の完成型としたいところ。
といっても、ポットサポートは本体との間に約3mm厚のスペーサーをただ入れただけ。
固定具合も頗るいいみたいなので、これを持って一応の完成型としたいところ。
ついでにこんなカタチのものも作ってみた。
これはボールチェーンのカップリングを精密バイスで成形して組み上げたもの。
これはボールチェーンのカップリングを精密バイスで成形して組み上げたもの。
オープンジェット試作では、成形した缶底形状から内壁高に個体差がでたため、
その都度現物合わせで内壁高を決めるという、非常に手間のかかる手法だった。
その成型手順と圧入を今一度見直した結果、しっかりとしたジェット炎噴射を実現する、
ジェット孔裏側との隙間が極めて少ない内壁をやっと組み込むことができた。
同じカタチで出来るだけ個体差のないストーブを作るという拘りも貫けたし・・・
試作時に副室に詰めたスチールウールなんか 「関係ないよ」 ってくらいの燃焼で
ようやくオープンジェット本来の姿が見えてきた感じといったところ。
他種空き缶との組合わせの選択肢が殆どないウコン缶細工は本当に問題だらけ!
その都度現物合わせで内壁高を決めるという、非常に手間のかかる手法だった。
その成型手順と圧入を今一度見直した結果、しっかりとしたジェット炎噴射を実現する、
ジェット孔裏側との隙間が極めて少ない内壁をやっと組み込むことができた。
同じカタチで出来るだけ個体差のないストーブを作るという拘りも貫けたし・・・
試作時に副室に詰めたスチールウールなんか 「関係ないよ」 ってくらいの燃焼で
ようやくオープンジェット本来の姿が見えてきた感じといったところ。
他種空き缶との組合わせの選択肢が殆どないウコン缶細工は本当に問題だらけ!
Posted by riku at 12:25│Comments(10)
│アルコールストーブ沼
この記事へのコメント
すげ。ボールチェーンの部材を加工利用するヒト、初めて見たかも(´Д`)
近い将来アルコールバーナーが何かの規制対象になるとすれば、
それはアナタのせいだと言わざるを得ないでしょうね!
近い将来アルコールバーナーが何かの規制対象になるとすれば、
それはアナタのせいだと言わざるを得ないでしょうね!
Posted by マスヲ。 at 2012年04月05日 14:02
マスヲ。さん
お疲れさまデス
後で調べて分かった事なんですが、このカップリングを使った手法は既にあるみたい・・ なので、「模作」ということになりますね、これ(笑)
PSC法って、本当に面倒なのね~ その節は勉強になりました!<(_ _)>
もし、規制対象外のアルコールストーブに法改正がなされるとすれば・・ それは私じゃなくて、燃料アルコールの特性を知らない素人さんの危ない事例が増えたらの話でしょうに~
tetkさんが言ってましたが、切り口で指を切ったとか、五徳かじって血が出たとか、どちらかと言えばPL法対象?(笑)
まあ、売れるようなストーブは作ってないので無問題っす
お疲れさまデス
後で調べて分かった事なんですが、このカップリングを使った手法は既にあるみたい・・ なので、「模作」ということになりますね、これ(笑)
PSC法って、本当に面倒なのね~ その節は勉強になりました!<(_ _)>
もし、規制対象外のアルコールストーブに法改正がなされるとすれば・・ それは私じゃなくて、燃料アルコールの特性を知らない素人さんの危ない事例が増えたらの話でしょうに~
tetkさんが言ってましたが、切り口で指を切ったとか、五徳かじって血が出たとか、どちらかと言えばPL法対象?(笑)
まあ、売れるようなストーブは作ってないので無問題っす
Posted by riku at 2012年04月05日 19:33
んっ!いよいよ発売ですか!
Posted by ガイア at 2012年04月05日 21:56
ブラケットの材料は悩みどころですね。私のはアルミ缶から作り出してるんで弱いです。ケーブルクリップもそこまで極細が無いし。
これで燃焼システムをHoopで作ったら完璧じゃないですか? 世界最小Hoop Stoveの称号は譲ります(笑)
これで燃焼システムをHoopで作ったら完璧じゃないですか? 世界最小Hoop Stoveの称号は譲ります(笑)
Posted by tetk at 2012年04月05日 23:22
ガイアさん
お疲れさまデス
だ・か・ら、売れるクオリティーじゃありませんから!(笑)
今までに作ったものを数点、応援キャンプに持っていきますんで・・ 良かったら見てやって下さいね~
お疲れさまデス
だ・か・ら、売れるクオリティーじゃありませんから!(笑)
今までに作ったものを数点、応援キャンプに持っていきますんで・・ 良かったら見てやって下さいね~
Posted by riku at 2012年04月05日 23:23
tetkさん
お疲れさまデス
ブラケットになる素材選びは、やはり悩みどころですよね
自分が選ぶものは全てが小さいので、流用できるクリップとかなかなかありませんし・・ 大概が自作するしか手はありません
>世界最小Hoop Stoveの称号は譲ります
師匠!勿論のこと、有難く作らさせて頂きたい!だって、tetkさんの 「Hoop」 は やはり全てにおいて魅力的ですもの・・^^
お疲れさまデス
ブラケットになる素材選びは、やはり悩みどころですよね
自分が選ぶものは全てが小さいので、流用できるクリップとかなかなかありませんし・・ 大概が自作するしか手はありません
>世界最小Hoop Stoveの称号は譲ります
師匠!勿論のこと、有難く作らさせて頂きたい!だって、tetkさんの 「Hoop」 は やはり全てにおいて魅力的ですもの・・^^
Posted by riku at 2012年04月05日 23:35
こんばんは。
先般はいろいろお教えいただきありがとうございます。
すいません、またお願いします。
アルミ缶の磨きですがどのような方法でされてますか?
私は、いろんな目のサンドペーパーやスチールウールなど使っていますが、
ご自身の作品のようにきれいに仕上がりません。
もし可能でしたらよろしくお願いいたします。
先般はいろいろお教えいただきありがとうございます。
すいません、またお願いします。
アルミ缶の磨きですがどのような方法でされてますか?
私は、いろんな目のサンドペーパーやスチールウールなど使っていますが、
ご自身の作品のようにきれいに仕上がりません。
もし可能でしたらよろしくお願いいたします。
Posted by buck at 2012年04月20日 21:42
Buckさん
お疲れさまデス
アルミ缶の磨き・・ 缶をサンドペーパーに包みながら回すように擦っても、こうは仕上がりませんよね?
自分のはウコン缶のスクリューキャップを利用して磨きを入れます
そのキャップに35mmほどのM4ボルトを芯棒として取り付け、それを塗装剥ぎ+仕上げ磨き用の回転治具としています
これをスタンドに固定したドリルにチャッキングして、あとはウコン缶をそれにはめて回転させる、といった具合デス
塗装を剥ぐ時は粗めのサンドペーパー、中間仕上げで細目、仕上げにはスコッチブライトの工業用パッドを使います
簡易的ですが、原理は旋盤等で行うヘアライン仕上げと一緒ですね
これはあくまでもウコン缶専用なのですが、スクリューキャップの代わりに任意サイズに切った缶に芯棒を付けても同じようなことが出来ます
自分は実際にこれでミニ缶の仕上げもやってますし・・
芯棒の取り付けには少々コツが要りますが、台座になるようなものを挟んでナットで固定、オートウェルドなどで補強すると上手くいくと思いますよ
芯棒の取り付け時の芯だしは限りなくセンターに・・ ずれるとそれに付けた缶は当然ブレます(笑)
それなりのツールと、治具作成にはそれなりの根気が必要になるかと思いますが、これが出来れば機械工が仕上げるヘアラインとほぼ同じような磨きが可能、というわけデス
そうそう、自分は安い工具しか使っていませんよ
ホームセンターや100均で利用出来る安価なものを自分なりに工夫して、それを使っています・・
お疲れさまデス
アルミ缶の磨き・・ 缶をサンドペーパーに包みながら回すように擦っても、こうは仕上がりませんよね?
自分のはウコン缶のスクリューキャップを利用して磨きを入れます
そのキャップに35mmほどのM4ボルトを芯棒として取り付け、それを塗装剥ぎ+仕上げ磨き用の回転治具としています
これをスタンドに固定したドリルにチャッキングして、あとはウコン缶をそれにはめて回転させる、といった具合デス
塗装を剥ぐ時は粗めのサンドペーパー、中間仕上げで細目、仕上げにはスコッチブライトの工業用パッドを使います
簡易的ですが、原理は旋盤等で行うヘアライン仕上げと一緒ですね
これはあくまでもウコン缶専用なのですが、スクリューキャップの代わりに任意サイズに切った缶に芯棒を付けても同じようなことが出来ます
自分は実際にこれでミニ缶の仕上げもやってますし・・
芯棒の取り付けには少々コツが要りますが、台座になるようなものを挟んでナットで固定、オートウェルドなどで補強すると上手くいくと思いますよ
芯棒の取り付け時の芯だしは限りなくセンターに・・ ずれるとそれに付けた缶は当然ブレます(笑)
それなりのツールと、治具作成にはそれなりの根気が必要になるかと思いますが、これが出来れば機械工が仕上げるヘアラインとほぼ同じような磨きが可能、というわけデス
そうそう、自分は安い工具しか使っていませんよ
ホームセンターや100均で利用出来る安価なものを自分なりに工夫して、それを使っています・・
Posted by riku at 2012年04月20日 23:07
お疲れ様です。
詳細にご説明いただき本当にありがとうございます。
なるほどそのように工夫すれば研磨する材料もいろいろ選べますし、
手も痛くなんないで、数段きれいな仕上がりになりますね。
みなさんのお陰で徐々にですが、
わたしのバーナーも進歩しています。
どうもありがとうございました!
詳細にご説明いただき本当にありがとうございます。
なるほどそのように工夫すれば研磨する材料もいろいろ選べますし、
手も痛くなんないで、数段きれいな仕上がりになりますね。
みなさんのお陰で徐々にですが、
わたしのバーナーも進歩しています。
どうもありがとうございました!
Posted by buck at 2012年04月21日 17:56
buckさん
buckさんのストーブ、見てみたいなぁ・・
いやーね、アルコールストーブの自作に嵌る人たちの各々の作品を一同に見る機会って、なかなかないじゃないですか~ 各々の自作ブログなどを徘徊するのはすごく大変だし・・
自作アルコールストーブの画像とかが数多く集まるサイトなり、pinterestみたいなやつのアカウントがあると面白いんだけどなぁ~って
すごく興味深いデス・・ 知りません?そういうの^^
buckさんのストーブ、見てみたいなぁ・・
いやーね、アルコールストーブの自作に嵌る人たちの各々の作品を一同に見る機会って、なかなかないじゃないですか~ 各々の自作ブログなどを徘徊するのはすごく大変だし・・
自作アルコールストーブの画像とかが数多く集まるサイトなり、pinterestみたいなやつのアカウントがあると面白いんだけどなぁ~って
すごく興味深いデス・・ 知りません?そういうの^^
Posted by riku at 2012年04月21日 20:56
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