備忘録 「遂に丹沢最高峰へ」

riku

2011年06月04日 11:30








4月29日早朝、先に集合場所で待機をしていたノッポ氏と合流する為に塩水橋ゲートへ向う。
この日の計画は塩水林道から堂平経由で丹沢山までのピストン登山で
単独ではあったが、結果的には丹沢最高峰 「蛭ヶ岳」 まで足を延ばす事ができた。






最初に朝食カップラーとモーニングコーヒーでデイキャンプ。
丹沢入山時は基本テン泊禁止、まずは日常では味わえない解放感とやらを暫し堪能して出発。






塩水林道の途中、ワサビ沢出合からショートカットして登山口へ。
東丹沢県民の森の植樹帯をぬけると、堂平のブナの群生林が広がる。
しかし、以前に雪中の小鹿たちと出会った風景とはずいぶんと様変わりしたものだ。






天王寺尾根のような広く開けた尾根道を歩くのは今回が初めて。
このロケーションには正直、丹沢のバリエーションに富んだ自然の奥深さを感じた。
堂平分岐から途中アクセスしたこの広い尾根、最初は緩やかな勾配だと思ったが、
全長4kmの天王寺尾根を最後まで下るとした帰路後半の決断は些かの判断ミスとなった。
塩水橋まで高低差約1,100メートル、登坂では分からなかった半ばからザレる下山道の容赦無い膝攻撃で
トレポ突かずにCW-X穿いてなかったら多分、縦走で疲労したオジサンの膝は逝ってた。(笑)








午前8時30分、日本百名山の一峰である丹沢山(標高1,567m)に到着。
あと、無事の登頂とバーモントな兄貴にいつもの乾杯。
この後、椿荘A.Cで開催されていた 「山菜オフ」 (はかせ氏主催) に参加するつもりではいたのだが・・・






丹沢山頂付近から望む早戸川乗越、不動ノ峰、右側奥の蛭ヶ岳までの稜線をボーっと眺める。
何だかこのまま歩いて行けそうな気がしたのでノッポ氏と別れてこの先へ進むことに決めた。




眼下に広がる玄倉川を見ながら進む稜線上はまるで空を飛んでいるかのよう。
風の谷のナウシカのような懐かしいイメージ、金色の絨毯の敷かれた明るい笹原の早戸川乗越を進む。
次々と現れる絵画のような景色に魅了され、そんな幾度もの繰り返しは不思議と縦走の疲労感が無い。
ふと気が付くと目的の蛭ヶ岳が勝手に近付いて来る、そんな感じでもあった。






何時しか鬼ヶ岩ノ頭の巨石を見たら引き返してもいいと思ってた事すら忘れ、
もうすぐ目の前の蛭ヶ岳へと続く険しい鎖場へ何の躊躇も無く足が進む自分に後から気付いた。






ワサビ沢出合で挨拶を交わした健脚なこの方、山頂目前の最後の登り返しで再びの立ち話。
楽しい会話をしながらも最後までお互いの名を訪ねる事は無く・・・ でも、何故かまたの再会を約束?
偶然という名前も知らない再会、この先そんな楽しいサプライズがあったっていいと思う。








午前10時50分、蛭ヶ岳(標高1,672.7m)に到着。
と、同時に蛭ヶ岳山頂での季節外れの降雪のタイミングに登頂を成功するといった出来事にもなった。
お約束の山ラーを食して30分程の滞在の後に下山を開始、
天王寺尾根、本谷林道を歩いて午後4時頃に無事下山の非常に充実した山行経験となった。
一旦帰宅の後に椿荘A.Cを目指すも疲労困憊で撃沈、再び目覚めた時にはお外は真っ暗。(笑)






夜半のキャンプインになってしまった 「山菜オフ」、いつもの方々に遅ればせながらのご挨拶。
当然ながら山菜は食せず・・・ でも、料亭育ちのシルバーさんから絶品パスタを頂きましたから。
美味い夜食をありがとサン!^^



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