Micro Hoop Stove 試作 -次世代のアルコールストーブを作る-
その卓越した性能から次世代アルコールストーブと言われる
Hoop Stove の最小モデル、
Micro Hoop Stove の完成を目指すミッションが始まって早くも一週間が経過した。
試行錯誤をすることで3パイプ7ジェット、9ジェットの試作モデルが出来上がった。
Hoop Stove はパーツ構成はいたってシンプルながら、
製作する過程でパーツ別に3回、オートウェルド接着をしなければならない。
ただひたすら乾燥を待たなければならない時間がトータルで3日間もある。
ウコン缶の硬い缶底からの部材取りに始まり、全てのパーツを組み込むまでに
それ相当の時間を要するのがオーソドックスモデル製作との違いである。
小さなウコン缶でこれを作るのは初めての事、いきなり最初から暴走しないように
ストーブ本体の大きさを加味した控えめな仕様からスタートすることにした。
【 仕様・スペック 】
ストーブ本体高さ : 31.5mm
CFウィック入り直径5mmアルミパイプ×3本
Hoop内CFウィック封入
ジェット孔 : 0.7mm
(7ジェット・9ジェット共通)
燃焼時間(アルコール20cc使用時)
7ジェット : 13分 9ジェット : 11分50秒
Hoop Stove の最大の特徴は何と言ってもその美しいトルネード。
迫力の点で言えば本家には劣るものの、その綺麗に渦巻く炎の美しさは必見。
この小さなストーブにもその特徴が際立って現れる状態を確認する事が出来た。
給湯時間測定はしてないが、これを見る限りは同サイズのオープンジェットよりは早いはず。
ただ、もうひとつの大きな特徴である 「素早い立ち上がり」 の部分が何かにスポイルされた?
軽く息を吹きかければプレヒートは十分に早いと言える範囲ではあるのだが・・・
まだまだ熱帰還を効率良くさせるべきなのであろう。
「CFを底上げ、CFは控え目に設置」 などのJSB氏のヒントを元に更に改良を試みるつもり。
リアルウコンの缶底を Hoop に用いてセンターホールの拡大、
更にジェットの配置を広げる事が出来るので、この点も改良の余地アリなのかなと。
(でも、下地が厚くて磨きにくいから嫌いなんだよなぁ~)
更なる火力アップはまだ可能だろうし、ちょっと危ない暴走ストーブ系にしたい気もあるのだが・・・
当然ながら燃費悪化に繋がるし、絶対的な燃料容積の小さいこのストーブで考えるのなら
最低でも10分前後の燃焼時間が実用的で妥当な範囲かと思っている。
改良は続く
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